ロジカルライティング研修では、論理的に「考える」「聴く」「伝える」ための基本的なツールやフレームワークを習得することを目指します。まずは、ロジカルとは何かを理解し、ロジカルシンキングのための7つの道具を学びます。実践的な演習を通じて、ロジカルな聴き方、伝え方、書き方のスキルを身につけていきます。
ロジカルライティング研修のねらい
ロジカルライティング研修の目的は、読み手に具体的な行動を起こさせる能力を身につけることです。効果的な文章を書くためのスキルを磨き、読者の関心を引き付ける力を向上させることが目標となります。当研修を通じて、魅力的な文章を作成するために必要なロジカルなアプローチや説得力を持った表現方法を学びます。
ロジカルライティング研修のポイント
ビジネス文書を作成するためには、読み手の納得を得るために必要な情報を選び、論理的にまとめて、分かりやすく整理することが重要です。相手の理解と納得を引き出すために、効果的な文書を書くことが求められます。
大手企業・官公庁・教育機関まであらゆる業種の人財育成を支援

ビジネススキル研修風景

受講対象者
- 若手社員
- 中堅社員
- リーダー
ロジカルライティング研修の目標
- ビジネス文書の目的を明確にし、その達成に必要な文書を作成する能力を習得
- 効果的な論旨展開や表現を使えるようになり、論理的思考の原則も習得
- 正確で簡潔な文章を書く力が向上し、短時間で効率的に文章を作成するコツを学ぶ
ロジカルライティング研修プログラム例
1. ビジネスコミュニケーションにおけるロジカル思考の重要性
- ビジネスコミュニケーションの要素:効果的なビジネスコミュニケーションを構成する主要な要素(目的、メッセージ、相手など)を理解します。
- 関係者が増えるほど重要なコンテクスト:多様な関係者とのコミュニケーションにおいて、共通認識の土台(コンテクスト)を築く重要性を学びます。
- 「思い先行」になっていないか?:感情や主観が先行しがちなコミュニケーションの落とし穴を認識し、客観的思考の必要性を考えます。
- ロジカルな思考で説得力を増す:論理に基づいた思考がいかに説得力のあるコミュニケーションを生み出すか、そのメカニズムを学びます。
2. ロジカルシンキングのための7つの思考ツール
本セクションでは、ロジカルシンキングを実践するための強力な7つのツールを、ワークを通して習得します。
- 道具① 分類:情報を整理し、共通点や相違点に基づいてグループ化するスキルを習得します。
- 道具② ラベリング:分類された情報に適切な名称を与えることで、内容を明確かつ簡潔に表現する力を養います。
- 道具③ マトリクス:複数の要素を組み合わせ、多角的に分析するためのマトリクス思考を学びます。
- 道具④ 選択基準:意思決定の際に、客観的かつ明確な判断基準を設定する方法を習得します。
- 道具⑤ 構造化:複雑な情報を体系的に整理し、全体像を分かりやすく示すための構造化スキルを養います。
- 道具⑥ 切り分け:問題やタスクを細分化し、解決しやすい単位に分割するアプローチを学びます。
- 道具⑦ システム思考:個別の要素だけでなく、それらが互いにどのように影響し合っているかを全体的に捉える視点を養います。
3. ロジカルに「聴く」スキルを磨く
相手の意図を正確に理解するための、ロジカルな聴き方の基礎を学びます。
- 絵を言葉で聴くワーク:非言語情報や抽象的な表現から、具体的な内容を正確に聞き取る練習をします。
- 事実と意見の切り分け:情報の中から客観的な事実と主観的な意見を区別し、本質を捉える力を養います。
- 5W3H:情報を網羅的に聞き出すための「When, Where, Who, What, Why, How, How much, How many」の活用法を習得します。
- オープン質問とクローズド質問:相手からより多くの情報を引き出すオープン質問と、特定の情報を確認するクローズド質問の適切な使い分けを学びます。
4. ロジカルに「伝える」スキルを身につける
相手に明確かつ説得力を持って情報を伝えるためのロジカルな表現方法を習得します。
- 絵を言葉で伝えるワーク:視覚情報を正確かつ分かりやすく言語化する練習をします。
- MECEとロジックツリー:情報の漏れや重複なく整理するMECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)と、論理の構造を可視化するロジックツリーの活用法を学びます。
- PREP法とホールパート法:結論から入り理由や具体例を述べるPREP法と、全体像から細部へ進むホールパート法など、分かりやすい構成で伝えるフレームワークを習得します。
5. ロジカルコミュニケーションの実践
学んだロジカルな思考とコミュニケーションスキルを、実践的な場面で活用します。
- ロジカルコミュニケーションロールプレイング:実際のビジネスシーンを想定したロールプレイングを通じて、ロジカルな聴く・伝えるスキルを統合的に練習します。
6. ロジカルに「書く」スキルを向上させる
読み手に意図が正確に伝わるロジカルな文章作成のコツを学びます。
- 読み手は誰か?:文章の目的や読み手の背景(知識レベル、関心など)を考慮し、最適な表現を選ぶ重要性を学びます。
- リボン図でキーメッセージを決める:文章全体で伝えたい最も重要なメッセージ(キーメッセージ)を明確にする手法を習得します。
- ピラミッド構造でストーリーを組み立てる:結論をトップに置き、その下に根拠や詳細を配置するピラミッド構造を用いて、分かりやすく論理的な文章を組み立てる方法を学びます。
7. 実務への接続と継続的な学習
研修で習得したロジカルシンキングとライティングのスキルを、日々の業務にどのように活かすかを具体的に検討します。
- 実務で活用できるツール/活用できるシーンを考える:学んだ7つ道具やフレームワークが、自身の実際の業務のどの場面で役立つかを具体的に考察します。
- 1枚の図で表してみよう:複雑な情報を1枚のシンプルな図にまとめることで、理解度と実践力を高めます。
参考日数
1~2日間
※研修目的やご要望により最適な日数の研修プログラムをご提案します。
※研修で学んだスキルの定着のための、フォローアップ研修の実施を推奨しています。
講義の進め方
分かりやすい講義はもちろん、ワークやロールプレイなど、アウトプットを中心としたオリジナルの研修プログラムをご提供。
実効性の高い実践型研修で、高い導入効果を感じていただけます。

研修形式
弊社では、集合形式・オンライン形式・ハイブリッド形式の3つの形式で実施しております。貴社のご要望に合わせて、効果的な研修方法でご提供いたします。
集合対面形式(講師派遣・対面形式の研修)
講義形式での学習やグループディスカッションなどを行うことができます。
オンライン形式
受講者の端末から、Web会議システム(Zoom、Teams、WebEX、Meetなど)を利用して実施します。
ハイブリッド形式(集合+オンラインの組み合わせ)
対面研修とオンライン研修を同時に実施する研修形態です
研修導入の流れ
ブレインコンサルティングでは、貴社のご要望をヒアリングさせていただいたうえで、幅広い講師陣の中から最適と思われる講師とプログラム案をご提案します。まずは、研修目的、研修時期、受講対象者、人数規模などお分かりの部分からお気軽にご相談ください。
- STEP1 お問い合わせ・ご要望内容のヒアリング
- STEP2 研修企画のご提案
- STEP3 お申込み・ご契約
- STEP4 研修実施に向けた準備
- STEP5 研修実施
- STEP6 研修報告及びアフターフォロー
よくあるご質問
Q:ブレインコンサルティングの特長について教えてください。
ブレインコンサルティングでは、オーダーメイド型研修を強みとしております。選ばれる理由ページもご覧ください。
Q:研修カリキュラムは当社にあわせてカスタマイズは可能ですか?
はい、可能です。研修を企画する段階で、研修の目的や達成目標などをお聞かせください。
多数のお客様から高いご評価を頂いてきた弊社オリジナルカリキュラムをもとに、詳細内容をお打ち合わせのうえ、 ご納得いただけるカリキュラムをカスタマイズしてご提供いたします。
Q:講師にはどのような方がいますか?
その研修分野の第一線で活躍している講師・コンサルタントが100名以上在籍しております。
研修プログラムの企画からテキストの作成も研修を担当する講師が行い、お客様ごとにオーダーメイドの研修プログラムをご提供しています。
Q:参加人数によって費用は変わりますか?
講師料は講師人数により費用が変わります。製本版テキストを使用する場合は参加人数によって費用が変動いたします。
PDF版テキストは一式の費用となり、参加人数による変動はありませんが、貴社にて印刷配布またはデータ配布をお願いしております。
※よくある質問ページはこちら
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