整理力向上研修は、個人や組織の能力を向上させるための研修です。当研修では、時間管理、情報整理、タスクの優先順位付け、効果的なコミュニケーションなど、さまざまな整理のスキルやツールについて学ぶことができます。
整理力強化研修のねらい
整理力強化研修の目的は、業務において必要なものと不要なものを判断するための基準を確立し、ムダな作業や時間を削減するための効率的なフローを構築することです。また、継続的な整理整頓を意識し、ムダの発生を最小限に抑えた環境を作り出すことも目指しています。
整理力強化研修の傾向
近年では、整理力強化研修は単体の研修コースとして取り上げられることが増えています。整理力を向上させるための研修を実施することで、社員の意識も向上し、より効率的な業務遂行が可能となります。
大手企業・官公庁・教育機関まであらゆる業種の人財育成を支援

ビジネススキル研修風景

受講対象者
- 若手社員
- 中堅社員
整理力強化研修の目標
- ビジネスにおける整理の重要性を理解し、職場の整理整頓やルール、業務手順の整理に取り組む能力を向上させる
- 仕事を効果的に進めるための方法を、仕事の種類に応じて理解し、実践できるようになる
- スケジュールに合わせて仕事を管理するスキルを身につけ、生産性を向上させる
- 情報を整理するための判断基準やフレームワークを用いて、頭の中の情報の整理力を強化する
- 整理の習慣化とルール作りを進め、整理力向上を図る
整理力強化研修プログラム例
1. 情報整理力の基礎と重要性
- 違いがわかりますか?:様々な情報(データ、文書など)の種類を区別し、整理の対象を明確にします。
- 情報整理の優先順位は低い!?:日々の業務で情報整理が後回しになりがちな現状とその影響について考えます。
- ファイリング成功の三識:効果的なファイリングを実現するための「意識」「知識」「技術」の重要性を学びます。
- ファイリングって何?:単なる書類の収納ではない、ファイリングの真の目的とメリットを理解します。
- オフィスワークの基本を支えるファイリング:ファイリングが日々の業務効率、生産性にどのように貢献するかを学びます。
- どんなファイリングを目指すべきか:自身の業務に最適なファイリングシステムを構築するための目標設定を行います。
2. 文書廃棄の基準と実践
増加する社内文書の適切な廃棄方法と判断基準を学び、情報の洪水に溺れないためのスキルを習得します。
- 「短命化」する社内文書:電子化の進展に伴う書類のライフサイクルの変化を認識します。
- ファイリング導入時の5:3:2:書類を「すぐに捨てる」「一時保管」「長期保存」に分類する具体的な割合と方法を学びます。
- 何を捨て、何を残すか?:法的要件、業務上の必要性、将来性などを考慮した廃棄判断の基準を習得します。
- 捨てるコツ:躊躇なく効率的に文書を廃棄するための心理的、実践的テクニックを学びます。
- 情報の洪水に溺れないために:情報過多の時代において、必要な情報に素早くアクセスするための考え方を身につけます。
3. 文書共有化の推進とルール作り
個人で抱え込まず、チームや組織で情報を効率的に共有するための方法と、そのメリットを学びます。
- ファイリング導入時の5:3:2(共有化の視点):共有すべき情報と個人の情報のバランスを考えます。
- 書類と上手に付き合うために:物理的な書類とデジタルデータの両方を効率的に管理し、活用するための心構えを学びます。
- 即時検索とは?:必要な情報に瞬時にアクセスできる状態の重要性と、その実現方法を学びます。
- デスクトップがアイコンでいっぱい:デジタル情報の整理不足が招く問題点を認識し、効率的なデスクトップ管理術を学びます。
- 文書の私物化が招くトラブル:情報が個人に留まることで生じる業務の属人化やトラブルのリスクを理解します。
- やりかけフォルダー(懸案フォルダー):未処理のタスクや一時的な情報を整理するための「やりかけフォルダー」の活用法を学びます。
- フォルダ・ファイル名のつけ方のポイント:誰もが理解しやすい、統一されたフォルダ・ファイル名のルール設定方法を習得します。
4. 文書フロー管理と整理の習慣化
書類のライフサイクル全体を管理し、日々の業務における整理を習慣化するための方法を学びます。
- 「保管」と「保存」は違う:文書の「保管」(一時的な管理)と「保存」(長期的な管理)の違いを明確に理解します。
- 文書の流れ:書類が作成されてから廃棄されるまでのフローを可視化し、無駄がないか分析します。
- 保存年限の考え方:文書の種類に応じた適切な保存期間の設定方法と、法的・実務的考慮点を学びます。
- 机の整理はファイリングの第一歩:物理的な整理が情報整理全体の効率に繋がることを認識します。
- 机の整理方法:効果的な机上整理の具体的な手順と、散らかりにくい環境を維持するコツを習得します。
- 名刺の整理方法:ビジネスパーソンにとって重要な名刺を効率的に管理し、活用する方法を学びます。
- 「意識」と「しくみ」:整理を継続するための個人の意識改革と、それを支える仕組み作りの重要性を学びます。
5. 時間管理と整理力の連携
時間の使い方を最適化し、仕事の整理と連携させることで、全体の生産性を高める方法を学びます。
- タイムマネジメントの悩み:多くのビジネスパーソンが抱える時間管理の課題を共有し、解決の糸口を探ります。
- 木こりのジレンマ:忙しさにかまけて効率化を怠る「木こりのジレンマ」から、計画的な時間投資の重要性を学びます。
- 時間の特性:時間には限りがあり、不可逆であるという基本を再認識し、意識的な使い方を促します。
- 引っ越しの荷物:タスクを抱え込みすぎず、不要なものを手放すことの重要性を「引っ越し」の例えで理解します。
- タイムマネジメントの要素:目標設定、優先順位付け、計画、実行、評価といったタイムマネジメントの主要要素を学びます。
6. 仕事の可視化とムダの排除
自身の業務プロセスを明確にし、非効率な部分を特定して改善するためのスキルを習得します。
- タイムマネジメント自己チェック:自身の時間の使い方や業務の進め方を客観的に評価し、課題を見つけます。
- ムダをみつけよう:業務における「ムダ(無駄、無理、ムラ)」を特定し、排除するための視点と方法を学びます。
- メールとの付き合い方:メールに時間を奪われないための効率的なメール処理術と、Inbox Zeroなどの考え方を学びます。
7. 優先順位づけの技術
限られた時間の中で、最も重要な業務に集中するための優先順位づけのスキルを磨きます。
- 片っ端から仕事を片付けるタイプ:目の前のタスクから手をつけてしまいがちな行動パターンを認識し、その非効率性を考えます。
- 「選択と集中」~パレートの法則:重要な2割が成果の8割を生むというパレートの法則から、優先順位付けの重要性を学びます。
- 緊急度と重要度のマトリクス:タスクを「緊急度」と「重要度」で分類し、取り組むべき優先順位を決定するマトリクス活用法を習得します。
- 優先度を考える:自身の役割、チーム目標、組織戦略に基づいた優先度の考え方を学びます。
- 優先順位のつけ方:具体的なタスクに対し、効果的に優先順位をつけるための手順と判断基準を習得します。
- どう取り組むか:決定した優先順位に基づき、どのようにタスクに取り組むかの具体的な行動計画を立てます。
8. 効果的なスケジューリングと習慣化
日々の業務を計画的に進め、時間管理を自身の強みとするためのスケジューリング術を学びます。
- すべての仕事には時間制限がある:タスクには必ず期限があることを意識し、逆算思考で計画を立てる重要性を学びます。
- 仕事における「4つの時間」を知る:「集中すべき時間」「コミュニケーションの時間」「リフレッシュの時間」「準備の時間」など、仕事における時間の種類を認識します。
- コントロールすべき時間は?:自分がコントロールできる時間を最大化し、そうでない時間を最小化するための工夫を学びます。
- 「ひとり業務」は自分へのアポをとる:集中を要する単独業務のために、あらかじめ自分の時間を確保する習慣を身につけます。
- 「コラボ業務」はおわりを意識する:会議や打ち合わせなど、複数人で行う業務において、開始と終了時間を明確に意識し、効率化を図ります。
- 「すぐやる人」に変わるコツ:タスクを先延ばしにせず、すぐに着手するための心理的・行動的テクニックを習得します。
- タイムマネジメントまとめ:研修全体で学んだタイムマネジメントの要素を統合し、自身の業務に落とし込むためのまとめを行います。
参考日数
1~2日間
※研修目的やご要望により最適な日数の研修プログラムをご提案します。
※研修で学んだスキルの定着のための、フォローアップ研修の実施を推奨しています。
講義の進め方
分かりやすい講義はもちろん、ワークやロールプレイなど、アウトプットを中心としたオリジナルの研修プログラムをご提供。
実効性の高い実践型研修で、高い導入効果を感じていただけます。

研修形式
弊社では、集合形式・オンライン形式・ハイブリッド形式の3つの形式で実施しております。貴社のご要望に合わせて、効果的な研修方法でご提供いたします。
集合対面形式(講師派遣・対面形式の研修)
講義形式での学習やグループディスカッションなどを行うことができます。
オンライン形式
受講者の端末から、Web会議システム(Zoom、Teams、WebEX、Meetなど)を利用して実施します。
ハイブリッド形式(集合+オンラインの組み合わせ)
対面研修とオンライン研修を同時に実施する研修形態です
研修導入の流れ
ブレインコンサルティングでは、貴社のご要望をヒアリングさせていただいたうえで、幅広い講師陣の中から最適と思われる講師とプログラム案をご提案します。まずは、研修目的、研修時期、受講対象者、人数規模などお分かりの部分からお気軽にご相談ください。
- STEP1 お問い合わせ・ご要望内容のヒアリング
- STEP2 研修企画のご提案
- STEP3 お申込み・ご契約
- STEP4 研修実施に向けた準備
- STEP5 研修実施
- STEP6 研修報告及びアフターフォロー
よくあるご質問
Q:ブレインコンサルティングの特長について教えてください。
ブレインコンサルティングでは、オーダーメイド型研修を強みとしております。選ばれる理由ページもご覧ください。
Q:研修カリキュラムは当社にあわせてカスタマイズは可能ですか?
はい、可能です。研修を企画する段階で、研修の目的や達成目標などをお聞かせください。
多数のお客様から高いご評価を頂いてきた弊社オリジナルカリキュラムをもとに、詳細内容をお打ち合わせのうえ、 ご納得いただけるカリキュラムをカスタマイズしてご提供いたします。
Q:講師にはどのような方がいますか?
その研修分野の第一線で活躍している講師・コンサルタントが100名以上在籍しております。
研修プログラムの企画からテキストの作成も研修を担当する講師が行い、お客様ごとにオーダーメイドの研修プログラムをご提供しています。
Q:参加人数によって費用は変わりますか?
講師料は講師人数により費用が変わります。製本版テキストを使用する場合は参加人数によって費用が変動いたします。
PDF版テキストは一式の費用となり、参加人数による変動はありませんが、貴社にて印刷配布またはデータ配布をお願いしております。
※よくある質問ページはこちら
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