「自分が理解しているつもり」では、ビジネスにおけるセクシャルハラスメントを防ぐことはできません。職場でのセクシャルハラスメントは、働く意欲を損なうだけでなく、職場環境を悪化させ、仕事のパフォーマンスにも大きな影響を与える深刻な問題です。また、社会的な信用にも関係しています。
一般職向けのセクシャルハラスメント研修は、リスクマネジメントとしての重要性はもちろんのこと、相互理解を深めることにより、職場環境の改善や職員間の意識や価値観の相違、温度差に気付くことを目指し、風通しの良い職場環境の構築に貢献します。
一般職向けセクシャルハラスメント研修のねらい
- ハラスメントについて正確な理解を深める
- 適切な判断基準を身につけ、過剰反応を避ける
- ハラスメントが疑われる状況に直面した際の適切な対処法を学ぶ
- 社内でハラスメントが発生しない環境・体制を構築する
一般職向けセクシャルハラスメント研修の傾向
近年の一般職向けのセクシャルハラスメント研修では、注意点やリスクを職位に関係なく誰もが加害者になりうることを学ぶ機会が提供されています。また、セクハラ問題を単に管理職の問題として捉えるのではなく、私たち自身の身近な問題として理解し感じることが重要視されています。最近のセクハラ相談の特徴として、加害者が必ずしも上司ではないケースが増えていることが挙げられます。
一般職向けセクシャルハラスメント研修のポイント
一般職向けセクシャルハラスメント研修では、従業員がセクシャルハラスメントを防止し、適切に対応できる能力を向上させるために、具体的なケースに基づく知識を提供します。
大手企業・官公庁・教育機関まであらゆる業種の人財育成を支援

ビジネススキル研修風景

受講対象者
- 一般職
- 非管理職
一般職向けセクシャルハラスメント研修の目標
- 職位や年齢に関係なく、ハラスメント加害者となる可能性があることを認識する
- 一般職がしがちなハラスメントの種類を理解し、適切な判断基準を養う
- ハラスメント状況に遭遇した場合の適切な対処方法を学ぶ
- ハラスメントを未然に防ぐための環境の構築
一般職向けセクシュアルハラスメント研修プログラム例
1. セクシュアルハラスメントの基礎知識と影響を理解する
- セクシュアルハラスメントの定義と影響:セクシュアルハラスメント(セクハラ)の具体的な定義を学び、個人や組織に与える深刻な影響を認識します。
- セクハラとパワハラの決定的違い:セクハラとパワーハラスメント(パワハラ)の明確な違いを理解し、それぞれに適切な対応ができるようにします。
- セクハラに相当する言動とは:具体的な事例を通じて、どのような言動がセクハラに該当するのかを詳細に学びます。
- 「こんなことでセクハラになるの?」:意図せずセクハラと受け取られる可能性のある、見過ごされがちな言動について認識を深めます。
- 同性間でもセクハラ?:性別に関わらずセクハラは発生しうることを理解し、その多様な形態を学びます。
- 女性から男性へのセクハラの特徴:女性から男性へのセクハラに特有の状況や特徴について学び、あらゆるセクハラに対応できる視野を広げます。
2. セクシュアルハラスメント発生時の適切な対処法
- 被害を受けた場合の対処法:もし自分がセクハラの被害に遭った場合の、具体的な対応ステップや相談窓口の利用方法を学びます。
- 被害を見た場合の対処法:セクハラを目撃した場合の、適切な介入方法やサポートの仕方を習得します。
- 相談を受けた場合の対処法:同僚や部下からセクハラの相談を受けた際の、傾聴の姿勢、プライバシーへの配慮、適切な連携方法を学びます。
- タブーとなる発言:セクハラ問題に際して、絶対に避けるべき不適切な発言や対応について認識します。
- ロールプレイ演習:実際の場面を想定したロールプレイを通じて、セクハラ発生時の具体的な対処法を実践的に練習します。
3. セクシュアルハラスメントが起こらない職場環境を作る
- セクハラを起こしやすい職場の共通項:ハラスメントが発生しやすい職場環境の特徴を理解し、自身の職場に当てはまる点がないか検討します。
- セクハラと捉えられない行動とは:誤解を招かず、健全な人間関係を築くための、適切なコミュニケーションと行動のあり方を学びます。
- 話し合うことの重要性:ハラスメントを未然に防ぎ、問題解決に繋げるための、日頃からのオープンなコミュニケーションの重要性を認識します。
- 泣き寝入りをしないために:被害者が声を上げやすい環境を作るための工夫や、組織として取るべき対応について学びます。
- 周知することの重要性:ハラスメントポリシーや相談窓口の存在を全従業員に周知徹底することの重要性を理解します。
4. アルコールハラスメント(アルハラ)の防止策
- アルハラに関する5つの規定を知る:飲酒に関連するハラスメントの具体的な類型と、その危険性を認識します。
- アルハラの法的責任とは:アルハラが発生した場合に個人や企業が負う法的責任について学びます。
- アルハラ対処法の共有:アルハラを未然に防ぐための具体的な声かけや、発生時の適切な対処法を共有します。
5. ケース・スタディ演習で理解を深める
- 個人演習:与えられたハラスメント事例に対して、個人で状況分析と対応策を検討します。
- グループ討議:グループで意見を共有し、多様な視点からハラスメント問題への理解を深め、解決策を探ります。
- 発表・フィードバック:討議内容を発表し、講師や参加者からのフィードバックを通じて、学びを定着させます。
6. アクションプラン設定:職場での実践へ
- アクションプラン設定:研修で学んだ知識とスキルを、自身の職場でどのように実践していくか、具体的な行動計画を策定します。
参考日数
半日間~1日間
※研修目的やご要望により最適な日数の研修プログラムをご提案します。
※研修で学んだスキルの定着のための、フォローアップ研修の実施を推奨しています。
講義の進め方
分かりやすい講義はもちろん、ワークやロールプレイなど、アウトプットを中心としたオリジナルの研修プログラムをご提供。
実効性の高い実践型研修で、高い導入効果を感じていただけます。

研修形式
弊社では、集合形式・オンライン形式・ハイブリッド形式の3つの形式で実施しております。貴社のご要望に合わせて、効果的な研修方法でご提供いたします。
集合対面形式(講師派遣・対面形式の研修)
講義形式での学習やグループディスカッションなどを行うことができます。
オンライン形式
受講者の端末から、Web会議システム(Zoom、Teams、WebEX、Meetなど)を利用して実施します。
ハイブリッド形式(集合+オンラインの組み合わせ)
対面研修とオンライン研修を同時に実施する研修形態です
研修導入の流れ
ブレインコンサルティングでは、貴社のご要望をヒアリングさせていただいたうえで、幅広い講師陣の中から最適と思われる講師とプログラム案をご提案します。まずは、研修目的、研修時期、受講対象者、人数規模などお分かりの部分からお気軽にご相談ください。
- STEP1 お問い合わせ・ご要望内容のヒアリング
- STEP2 研修企画のご提案
- STEP3 お申込み・ご契約
- STEP4 研修実施に向けた準備
- STEP5 研修実施
- STEP6 研修報告及びアフターフォロー
よくあるご質問
Q:ブレインコンサルティングの特長について教えてください。
ブレインコンサルティングでは、オーダーメイド型研修を強みとしております。選ばれる理由ページもご覧ください。
Q:研修カリキュラムは当社にあわせてカスタマイズは可能ですか?
はい、可能です。研修を企画する段階で、研修の目的や達成目標などをお聞かせください。
多数のお客様から高いご評価を頂いてきた弊社オリジナルカリキュラムをもとに、詳細内容をお打ち合わせのうえ、 ご納得いただけるカリキュラムをカスタマイズしてご提供いたします。
Q:講師にはどのような方がいますか?
その研修分野の第一線で活躍している講師・コンサルタントが100名以上在籍しております。
研修プログラムの企画からテキストの作成も研修を担当する講師が行い、お客様ごとにオーダーメイドの研修プログラムをご提供しています。
Q:参加人数によって費用は変わりますか?
講師料は講師人数により費用が変わります。製本版テキストを使用する場合は参加人数によって費用が変動いたします。
PDF版テキストは一式の費用となり、参加人数による変動はありませんが、貴社にて印刷配布またはデータ配布をお願いしております。
※よくある質問ページはこちら
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