一般職向けハラスメント研修

社員研修一般職向けハラスメント研修では、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントの概念をより深く理解することから始め、職場での適切な行動について考えます。まずは、セルフチェックシートを使用して、自身のセクハラへの認識度やパワハラの被害度を判定し、自身のハラスメントに関する認識を向上させます。その後、ハラスメントが発生する理由や未然に防止するための対策、そして発生した場合の適切な対応などについて、具体的な事例やワークを通じて学びます。

一般職向けハラスメント研修のねらい

ハラスメントの理解と認識
ハラスメントが個人や組織に与える悪影響を理解する
ハラスメントの予防策や早期対応スキルの向上

一般職向けハラスメント研修の傾向

2020年に行われた法改正により、職場でのパワーハラスメントの予防に対する措置が強化されました。そして2022年4月1日以降、中小企業の事業主にもその義務化が適用されることとなりました。このため、ハラスメントの予防に向けた研修への需要がますます高まっています。実際にハラスメント防止研修を導入することで、上司と部下はもちろん、全従業員のコミュニケーションスキルが向上することが期待できます。

一般職向けハラスメント研修のポイント

一般職向けハラスメント研修では、他の人に不快な感情を与えないようなコミュニケーション方法を重視しています。そのために、専門の講師を招き、社員同士の価値観や考え方を尊重する姿勢を醸成する質の高い研修を提供しています。当研修を通じて、職場でのハラスメントを防ぐためのスキルや知識を身につけることができます。

大手企業・官公庁・教育機関まであらゆる業種の人財育成を支援

取引先企業一部

ビジネススキル研修風景

受講対象者

一般職
職場で起こっている「嫌なこと」がハラスメントにあたるのかどうか分からない方
ハラスメントを受けないようにする方法があるなら教えて欲しい方
実際にハラスメントが疑われることに遭遇した場合、どのようなアクションを取ればいいか分からない方

一般職向けハラスメント研修の目標

誰もがハラスメントを引き起こす可能性があることを理解する
一般職がよく起こしがちなハラスメントの種類を認識する
過剰な反応を避けるための判断基準を身につける
ハラスメントが疑われる状況に直面した際の適切な対応方法を学ぶ
ハラスメントを起こさない・起こさせない職場環境をつくる

一般職向けハラスメント研修プログラム例

1. 「これってハラスメント？」認識度チェック

ミニケースでハラスメント認識度をチェック：講師が作成した具体的なミニケースを通じて、自身の中に潜むハラスメントに対する認識のズレを確認し、意識を高めます。

2. ハラスメントの基礎知識と影響

ハラスメントの現状：社会や職場におけるハラスメントの現状を把握し、その深刻さを理解します。
ハラスメントの種類：セクシュアルハラスメント、パワーハラスメントだけでなく、様々なハラスメントの種類について学びます。
ハラスメントが及ぼす影響と加害者の法的責任：ハラスメントが被害者、加害者、そして組織全体に与える具体的な悪影響と、加害者が負う法的責任について解説します。

3. セクシュアルハラスメントの理解と対策

講師が関わった身近な事例：実際に起きた身近な事例を通して、セクシュアルハラスメントがどのような状況で発生するかを具体的に学びます。
セクハラとは：セクシュアルハラスメントの定義と、その特徴、および意図しない行動でもハラスメントになりうることを理解します。
セクハラを起こさないための注意すべきこと：日頃の言動や行動において、セクシュアルハラスメントを引き起こさないための具体的な注意点と配慮について学びます。
セクハラを受けないために：万が一セクシュアルハラスメントを受けた際の適切な対処法や相談先について学びます。

4. パワーハラスメントの理解と対策

講師が関わった身近な事例：実際のパワーハラスメント事例を通して、その実態と影響を具体的に学びます。
パワハラとは：パワーハラスメントの定義と、その概念を深く理解します。
厚労省のパワハラ6つの行為類型：厚生労働省が定めるパワーハラスメントの6つの行為類型（身体的攻撃、精神的攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害）について具体例を交えて学びます。
グレーゾーンの判断ポイント：指導とハラスメントの境界線、特に判断が難しい「グレーゾーン」の事例を通じて、適切な判断基準を養います。
パワハラではない指導：部下の成長を促すための、パワーハラスメントにならない効果的な指導方法を習得します。
パワハラにあわないために：自分がパワーハラスメントの被害者になった際の対処法や、周囲への働きかけについて学びます。

5. ハラスメントを未然に防ぐために

自分自身が注意すべきこと：自身の言動がハラスメントにならないよう、日頃から意識すべきポイントを学びます。
他者への思いやりと配慮：多様な価値観を尊重し、相手の気持ちを慮る「思いやり」と「配慮」の重要性を認識します。
ハラスメントを受けた時には：実際にハラスメントの被害に遭った場合の具体的な対処ステップ（記録、相談、証拠保全など）を学びます。

6. 良好な職場コミュニケーションの構築

コミュニケーションのコツ：誤解を避け、円滑な人間関係を築くための基本的なコミュニケーションスキルを学びます。
アサーションとは：相手を尊重しつつ、自分の意見や気持ちを適切に表現するアサーティブコミュニケーションの概念を理解します。
アサーティブな言い方のポイント：相手に配慮しながらも、自分の主張を明確に伝えるための具体的な言い回しや表現方法を習得します。
自分の要求の伝え方：個人的な要求や意見を、アサーティブな方法で伝える練習をします。
アサーティブな言い方を考えよう（個人ワーク）：具体的な状況設定に基づき、アサーティブな表現を個人で考案し、実践力を高めます。

7. ケーススタディで実践力を養う

様々な事例検討：実際のハラスメント事例やコミュニケーション課題について、問題点や適切な対応策を個人で考え、その後グループで議論し、多角的な視点から理解を深めます。

8. アクションプラン設定と実践への落とし込み

ハラスメント対策のアクションプラン：研修で学んだ知識とスキルを、明日から日々の業務でどのように活かすか、具体的な行動計画を策定します。
今日から自分ができること：小さな一歩からでも、ハラスメントのない職場環境作りに貢献するための具体的な行動目標を設定します。

参考日数

半日間～

※研修目的やご要望により最適な日数の研修プログラムをご提案します。
※研修で学んだスキルの定着のための、フォローアップ研修の実施を推奨しています。

講義の進め方

分かりやすい講義はもちろん、ワークやロールプレイなど、アウトプットを中心としたオリジナルの研修プログラムをご提供。
実効性の高い実践型研修で、高い導入効果を感じていただけます。
研修の進め方

研修形式

弊社では、集合形式・オンライン形式・ハイブリッド形式の3つの形式で実施しております。貴社のご要望に合わせて、効果的な研修方法でご提供いたします。

集合対面形式（講師派遣・対面形式の研修）

講義形式での学習やグループディスカッションなどを行うことができます。

オンライン形式

受講者の端末から、Web会議システム（Zoom、Teams、WebEX、Meetなど）を利用して実施します。

ハイブリッド形式（集合＋オンラインの組み合わせ）

対面研修とオンライン研修を同時に実施する研修形態です

研修導入の流れ

ブレインコンサルティングでは、貴社のご要望をヒアリングさせていただいたうえで、幅広い講師陣の中から最適と思われる講師とプログラム案をご提案します。まずは、研修目的、研修時期、受講対象者、人数規模などお分かりの部分からお気軽にご相談ください。

STEP1　お問い合わせ・ご要望内容のヒアリング
STEP2　研修企画のご提案
STEP3　お申込み・ご契約
STEP4　研修実施に向けた準備
STEP5　研修実施
STEP6　研修報告及びアフターフォロー

※研修導入の流れページはこちら

よくあるご質問

Q：ブレインコンサルティングの特長について教えてください。
ブレインコンサルティングでは、オーダーメイド型研修を強みとしております。選ばれる理由ページもご覧ください。
Q：研修カリキュラムは当社にあわせてカスタマイズは可能ですか？
はい、可能です。研修を企画する段階で、研修の目的や達成目標などをお聞かせください。
多数のお客様から高いご評価を頂いてきた弊社オリジナルカリキュラムをもとに、詳細内容をお打ち合わせのうえ、ご納得いただけるカリキュラムをカスタマイズしてご提供いたします。
Q：講師にはどのような方がいますか？
その研修分野の第一線で活躍している講師・コンサルタントが100名以上在籍しております。
研修プログラムの企画からテキストの作成も研修を担当する講師が行い、お客様ごとにオーダーメイドの研修プログラムをご提供しています。
Q：参加人数によって費用は変わりますか？
講師料は講師人数により費用が変わります。製本版テキストを使用する場合は参加人数によって費用が変動いたします。
PDF版テキストは一式の費用となり、参加人数による変動はありませんが、貴社にて印刷配布またはデータ配布をお願いしております。
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