情報セキュリティ研修

情報セキュリティ研修当研修では、情報セキュリティに関する基本原則や効率的な方法について学びます。目標は、社員が情報セキュリティの重要性を理解し、適切なセキュリティ対策を実施できるようにすることです。ビジネスにおいて情報セキュリティは不可欠な要素ですので、研修を通じてより安全な業務環境を築き上げることが期待されています。

情報セキュリティ研修のねらい

情報セキュリティ研修の目的は、従業員のセキュリティ意識と情報リテラシーを向上させることです。従業員間で情報セキュリティに関する知識の差をなくし、サイバー攻撃やマルウェアの感染などのセキュリティインシデントを防ぐために、自社のセキュリティポリシーを従業員全員に周知させることを目指します。

情報セキュリティ研修のポイント

従業員の情報セキュリティへの意識を高めるため、経営層はリーダーシップを発揮する必要があります。当研修では、セキュリティの基礎知識から具体的な対策までをカバーしています。また、会社の情報セキュリティポリシーを全従業員に周知し、遵守意識を醸成することを目指します。

大手企業・官公庁・教育機関まであらゆる業種の人財育成を支援

取引先企業一部

ビジネススキル研修風景

ビジネススキル研修風景

受講対象者

  • 若手社員
  • 中堅社員
  • 管理職

情報セキュリティ研修の目標

  • 情報漏えいが発生した場合の損害賠償やその他の影響の大きさを理解する
  • 発生するリスク事項と対策を洗い出す
  • ヒヤリハットやリスクを評価し、緊急度・重要度の二軸で優先順位を決める
  • 優先度の高い項目から情報セキュリティ対策を考える方法を理解する
  • セキュリティやコンプライアンスの概念を説明できるようになる
  • 実際のセキュリティシステムを運用し、関連する法律についても理解する
  • サイバーリスクを理解し、リスクを軽減するためのベストプラクティスを学ぶ
  • 従業員が正しい選択をするための幅広い領域と手法を網羅した教育プロセスを構築する

情報セキュリティ研修プログラム例

1. 情報セキュリティとコンプライアンスの重要性

  • 私たちが守らなければいけないもの:企業が守るべき情報資産と、それを保護する法的・倫理的責任を理解します。
  • 不正のトライアングルについて:不正行為が発生する3つの要素(動機、機会、正当化)から、情報漏洩のリスクを分析します。
  • 不正のトライアングル例示:具体的な事例を通して、不正のトライアングルがどのように作用するかを学びます。
  • 事例:過去の情報セキュリティ不正事例から、その原因と影響を深く考察します。
  • 風土とは:組織における「風土」の定義と、それが従業員の行動に与える影響を理解します。
  • 企業風土と文化:情報セキュリティ意識の高い企業風土と文化を醸成する重要性について学びます。
  • コンプライアンスの目的:情報セキュリティにおけるコンプライアンス遵守が、企業価値維持・向上にどう繋がるかを理解します。

2. 情報リテラシーの重要性と情報資産の保護

  • リテラシー(literacy)とは:情報リテラシーの定義を明確にし、現代社会におけるその必要性を認識します。
  • 内部統制基本方針:情報セキュリティに関する内部統制の基本的な考え方と、その目的を学びます。
  • 企業にとっての重要情報:顧客情報、技術情報、財務情報など、企業が守るべき具体的な重要情報を特定します。
  • 情報資産の重要性:情報が企業の重要な資産であり、その保護が事業継続に不可欠であることを理解します。
  • 情報セキュリティ事故が与える企業への影響:情報漏洩やサイバー攻撃が企業にもたらす経済的損失、信用の失墜、法的責任などの深刻な影響を学びます。
  • 情報セキュリティにおける脅威:マルウェア、フィッシング、不正アクセスなど、情報セキュリティを取り巻く多様な脅威について解説します。
  • セキュリティは誰がする?:情報セキュリティはIT部門だけでなく、従業員一人ひとりの意識と行動にかかっていることを認識します。
  • 情報漏洩の原因比率:情報漏洩の主な原因(誤操作、紛失・置き忘れ、不正アクセスなど)の統計データから、特に注意すべき点を把握します。
  • 人のセキュリティ対策:ヒューマンエラーを防ぐための意識改革や、具体的な行動指針について学びます。

3. 日常業務で実践するセキュリティ対策の基本

  • 何から取り組む?:情報セキュリティ対策を始める上での、最も基本的なステップと優先順位を学びます。
  • マルウェアとは:ウイルス、ワーム、トロイの木馬など、様々なマルウェアの種類と、その感染経路、対処法を学びます。
  • 基本の「キ」の3原則:情報セキュリティ対策の土台となる「ソフトウェアの更新」「ウイルス対策ソフトの導入」「IDとパスワードの適切な管理」の3原則を徹底します。
  • 1)ソフトウェアの更新:OSやアプリケーションの定期的な更新が、脆弱性を解消しセキュリティを保つ上でいかに重要かを学びます。
  • 2)ウイルス対策ソフトの導入:ウイルス対策ソフトの役割、選び方、そして常に最新の状態に保つことの重要性を理解します。
  • 3)IDとパスワードの適切な管理:強固なパスワードの設定方法、使い回しの禁止、多要素認証の活用など、ID/パスワード管理のベストプラクティスを習得します。

4. 端末やデバイスの適切な取り扱いと紛失・盗難対策

  • 脅威と原因比率(再掲):紛失・置き忘れが情報漏洩の主要な原因の一つであることを再確認します。
  • 何を紛失する?:PC、スマートフォン、USBメモリなど、紛失しやすいデバイスとその中に含まれる情報の種類を特定します。
  • 事故パターンの例:具体的な紛失・盗難の事故パターン(カフェでの置き忘れ、電車内での置き忘れなど)を学びます。
  • そんなパターンで紛失する?:意外な状況での紛失事例を通じて、あらゆる場面で注意が必要であることを認識します。
  • 外出先・移動時の紛失の場合+事例:公共の場や移動中にデバイスを紛失した場合のリスクと、具体的な対策事例を学びます。
  • 盗難による漏えい・紛失の場合+事例:盗難による情報漏洩の危険性を認識し、その対策事例を学びます。
  • 紛失・置き忘れを防ぐポイント:デバイスの物理的セキュリティ、ロック設定、リモートワイプ機能の活用など、具体的な紛失防止策を習得します。
  • リムーバブルメディア管理:USBメモリや外付けHDDなどのリムーバブルメディアの安全な利用と管理方法を学びます。
  • 職場でのパソコンの取り扱い:職場でのPC利用におけるセキュリティ上の注意点(離席時のロック、ディスプレイの向きなど)を学びます。
  • 離席時の情報漏えい対策:短時間の離席時でも情報漏洩を防ぐための具体的な対策(スクリーンロック、クリアデスクなど)を徹底します。

5. 安全なメール利用とリスク対策

  • 脅威と原因比率(再掲):メール経由での情報漏洩やサイバー攻撃のリスクを再確認します。
  • メールに関するセキュリティリスク:フィッシング詐欺、標的型攻撃メール、誤送信など、メール利用に伴う様々なリスクを学びます。
  • 事例:メールに関連する具体的なセキュリティ事故事例から、その危険性と教訓を学びます。
  • CC:BCC:の使い分け:メール送信時の宛先設定(CC、BCC)の適切な使い分けが、情報漏洩防止にいかに重要かを学びます。
  • クイズ⑤ メールの添付ファイル:添付ファイルの開封リスクや、安全な取り扱いに関するクイズを通じて理解を深めます。
  • メールの使用に際してのセキュリティ対策:不審なメールの見分け方、添付ファイルやURLの取り扱い注意点など、具体的な対策を学びます。
  • メールの誤送信で気をつけるべき箇所:宛先間違い、添付ファイル間違いなど、メール誤送信のリスクと防止策を詳細に解説します。
  • メールを介した悪意ある攻撃:ビジネスメール詐欺(BEC)やEmotet(エモテット)など、高度なメール攻撃の手口と対策を学びます。
  • 受信メールのセキュリティ対策:迷惑メールフィルタリング、送信元確認、URLクリック前の確認など、受信メールに対する具体的な対策を習得します。

6. ソーシャルメディアを安全に利用する

  • ソーシャルメディアとは:SNS(X、Facebook、Instagramなど)やブログ、動画共有サイトなど、ソーシャルメディアの多様な形態と特徴を理解します。
  • 事例①)悪意なき情報漏洩の危険(1):個人の不用意な投稿が、企業情報漏洩に繋がる具体例を学びます。
  • 事例②)悪意なき情報漏洩の危険(2):プライベートな内容が、企業の評判やセキュリティリスクとなる事例を深く考察します。
  • 情報漏洩を起こしやすい3つの落とし穴:誤操作、不用意な情報公開、なりすましなど、ソーシャルメディア利用における情報漏洩のリスク要因を認識します。
  • SNS利用上の留意点:プライバシー設定の確認、公開情報の制限、企業の一員としての意識など、SNSを安全に利用するための具体的な注意点を学びます。
  • フェイクニュース:誤情報や偽ニュースの見分け方と、それが企業や社会に与える影響について認識を深めます。

参考日数

1~2日間

※研修目的やご要望により最適な日数の研修プログラムをご提案します。
※研修で学んだスキルの定着のための、フォローアップ研修の実施を推奨しています。

講義の進め方

分かりやすい講義はもちろん、ワークやロールプレイなど、アウトプットを中心としたオリジナルの研修プログラムをご提供。
実効性の高い実践型研修で、高い導入効果を感じていただけます。
研修の進め方

研修形式

弊社では、集合形式・オンライン形式・ハイブリッド形式の3つの形式で実施しております。貴社のご要望に合わせて、効果的な研修方法でご提供いたします。

集合対面形式(講師派遣・対面形式の研修)

講義形式での学習やグループディスカッションなどを行うことができます。

オンライン形式

受講者の端末から、Web会議システム(Zoom、Teams、WebEX、Meetなど)を利用して実施します。

ハイブリッド形式(集合+オンラインの組み合わせ)

対面研修とオンライン研修を同時に実施する研修形態です

研修導入の流れ

ブレインコンサルティングでは、貴社のご要望をヒアリングさせていただいたうえで、幅広い講師陣の中から最適と思われる講師とプログラム案をご提案します。まずは、研修目的、研修時期、受講対象者、人数規模などお分かりの部分からお気軽にご相談ください。

  • STEP1 お問い合わせ・ご要望内容のヒアリング
  • STEP2 研修企画のご提案
  • STEP3 お申込み・ご契約
  • STEP4 研修実施に向けた準備
  • STEP5 研修実施
  • STEP6 研修報告及びアフターフォロー

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よくあるご質問

Q:ブレインコンサルティングの特長について教えてください。
ブレインコンサルティングでは、オーダーメイド型研修を強みとしております。選ばれる理由ページもご覧ください。
Q:研修カリキュラムは当社にあわせてカスタマイズは可能ですか?
はい、可能です。研修を企画する段階で、研修の目的や達成目標などをお聞かせください。
多数のお客様から高いご評価を頂いてきた弊社オリジナルカリキュラムをもとに、詳細内容をお打ち合わせのうえ、 ご納得いただけるカリキュラムをカスタマイズしてご提供いたします。
Q:講師にはどのような方がいますか?
その研修分野の第一線で活躍している講師・コンサルタントが100名以上在籍しております。
研修プログラムの企画からテキストの作成も研修を担当する講師が行い、お客様ごとにオーダーメイドの研修プログラムをご提供しています。
Q:参加人数によって費用は変わりますか?
講師料は講師人数により費用が変わります。製本版テキストを使用する場合は参加人数によって費用が変動いたします。
PDF版テキストは一式の費用となり、参加人数による変動はありませんが、貴社にて印刷配布またはデータ配布をお願いしております。
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