官公庁・自治体向け事業スクラップ＆ビルド研修

官公庁・自治体向け事業スクラップ＆ビルド研修では、官公庁・自治体の職員が、既存事業の見直しと新規事業の創出を効果的に行うための知識とスキルを習得することを目指します。事業スクラップ＆ビルドの概念、手法、成功事例などを学び、受講者は自身の業務に活かせる具体的なスキルを習得できます。

研修目的

• 事業スクラップ＆ビルドの重要性と必要性を理解する
• 既存事業の課題を分析し、改善策を検討できるようになる
• 新規事業の企画立案と実行計画策定のスキルを習得する
• 組織全体の変革を推進するためのリーダーシップを養成する

対象者

• 官公庁・自治体職員（課長クラス以上を想定）
• 新規事業の創出に関わる職員
• 組織改革を推進したい職員

研修期間

1～2日間
対象者のレベルやニーズに合わせて調整可能です。

大手企業・官公庁・教育機関まであらゆる業種の人財育成を支援

研修風景

官公庁・自治体向け事業スクラップ＆ビルド研修プログラム例

【1日目】事業の現状分析と改善策の検討

1. 事業スクラップ＆ビルドの概念と重要性

   • 事業スクラップ＆ビルドの意義：変化の激しい時代において、既存事業の見直し（スクラップ）と新規事業の創出（ビルド）がなぜ重要なのか、その概念と必要性を深く理解します。
   • 官公庁・自治体における適用：民間企業とは異なる公共性の高い事業において、事業スクラップ＆ビルドをどのように適用していくべきかを考察します。

2. 既存事業の課題分析手法

   • SWOT分析：自社の強み、弱み、機会、脅威を客観的に分析し、事業の現状と潜在的な課題を明確にする手法を習得します。
   • 顧客（住民）視点分析：提供しているサービスが住民にとって本当に価値があるのか、ニーズを満たしているのかを多角的に分析する手法を学びます。
   • 業務プロセス分析：既存業務の無駄や非効率な点を特定し、改善の糸口を見つけるためのプロセス分析手法を習得します。

3. 成功事例紹介とケーススタディ

   • 国内外の成功事例：事業スクラップ＆ビルドを成功させた国内外の官公庁や自治体の具体的な事例を学び、その共通点や成功要因を分析します。
   • ケーススタディ演習：与えられた架空のケースに対し、学んだ分析手法を適用し、事業改善の方向性を検討する演習を行います。

4. グループワーク：自部署の事業課題分析と改善策検討

   • 現状課題の抽出：各自の部署が抱える既存事業の課題を共有し、グループで深掘りします。
   • 改善策のブレインストーミング：学んだ分析手法と成功事例を参考に、具体的な改善策や新たなアプローチを自由に発想します。
   • 発表とフィードバック：グループで検討した改善策を発表し、講師や他の参加者からのフィードバックを通じて学びを深めます。

【2日目】新規事業の企画立案と実行、組織変革

1. 新規事業の企画立案プロセス

   • 新規事業の発想と選定：住民ニーズや社会の変化に対応した新たな事業アイデアを生み出し、実現可能性を考慮しながら選定するプロセスを学びます。
   • 企画書の作成ポイント：新規事業の企画意図、ターゲット、内容、期待効果などを明確に伝える企画書の構成と作成のコツを習得します。

2. ビジネスモデルキャンバスを用いた事業設計

   • ビジネスモデルキャンバスの活用：事業の主要な要素（顧客セグメント、提供価値、チャネル、収益の流れなど）を一枚の図で視覚的に整理し、事業全体像を把握するツール「ビジネスモデルキャンバス」の利用法を学びます。
   • 公共事業への応用：民間ビジネスだけでなく、公共サービスや地域活性化事業など、自治体事業へのビジネスモデルキャンバスの適用方法を習得します。

3. 実行計画の策定と評価

   • 具体的な実行計画の策定：企画した新規事業を実行に移すための、目標設定、タスク分担、スケジュール、予算といった具体的な計画の立て方を学びます。
   • 評価指標の設定と効果測定：事業の進捗と成果を客観的に評価するためのKPI（重要業績評価指標）の設定方法や、効果測定の重要性を理解します。

4. 組織変革を成功させるためのリーダーシップ

   • 変革推進に必要なリーダーシップ：既存の枠組みにとらわれず、新しい事業や組織変革を推進していくために、管理職が発揮すべきリーダーシップのあり方を学びます。
   • 職員の意識変革と巻き込み：変化への抵抗を乗り越え、職員の意識を変革し、主体的に事業推進に巻き込んでいくためのコミュニケーションスキルを習得します。
   • リスクマネジメントと挑戦する文化：新規事業に伴うリスクを適切に管理しつつ、職員が失敗を恐れずに新しい挑戦ができる組織文化を醸成する方法を考察します。

研修の効果

• 既存事業の効率化と新たな価値創出：無駄を削減し、住民ニーズに応える新たなサービスや価値を生み出す能力が向上します。
• 組織全体の活性化とイノベーション促進：職員の主体的な思考と行動を促し、組織全体の活力向上と、新しい発想が生まれる文化を醸成します。
• 住民サービスの向上：より質の高い、住民本位のサービスを提供できるようになり、住民満足度の向上に貢献します。
• 行政改革の推進：事業の最適化と新規事業創出を通じて、持続可能で効率的な行政運営へと繋がる行政改革を強力に推進できます。

まとめ

本研修は、官公庁・自治体の職員が、事業スクラップ＆ビルドの考え方と手法を習得し、組織の変革を推進するための第一歩となります。研修で得られた知識とスキルを活かし、より良い行政サービスを提供できることを目指します。

講義の進め方

分かりやすい講義はもちろん、ワークやロールプレイなど、アウトプットを中心としたオリジナルの研修プログラムをご提供。
実効性の高い実践型研修で、高い導入効果を感じていただけます。

研修形式

弊社では、集合形式・オンライン形式・ハイブリッド形式の3つの形式で実施しております。貴社のご要望に合わせて、効果的な研修方法でご提供いたします。

集合対面形式（講師派遣・対面形式の研修）

講義形式での学習やグループディスカッションなどを行うことができます。

オンライン形式

受講者の端末から、Web会議システム（Zoom、Teams、WebEX、Meetなど）を利用して実施します。

ハイブリッド形式（集合＋オンラインの組み合わせ）

対面研修とオンライン研修を同時に実施する研修形態です。

研修導入の流れ

ブレインコンサルティングでは、貴社のご要望をヒアリングさせていただいたうえで、幅広い講師陣の中から最適と思われる講師とプログラム案をご提案します。まずは、研修目的、研修時期、受講対象者、人数規模などお分かりの部分からお気軽にご相談ください。

• STEP1　お問い合わせ・ご要望内容のヒアリング
• STEP2　研修企画のご提案
• STEP3　お申込み・ご契約
• STEP4　研修実施に向けた準備
• STEP5　研修実施
• STEP6　研修報告及びアフターフォロー

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よくあるご質問

Q：ブレインコンサルティングの特長について教えてください。
ブレインコンサルティングでは、オーダーメイド型研修を強みとしております。選ばれる理由ページもご覧ください。
Q：研修カリキュラムは当社にあわせてカスタマイズは可能ですか？
はい、可能です。研修を企画する段階で、研修の目的や達成目標などをお聞かせください。
多数のお客様から高いご評価を頂いてきた弊社オリジナルカリキュラムをもとに、詳細内容をお打ち合わせのうえ、 ご納得いただけるカリキュラムをカスタマイズしてご提供いたします。
Q：講師にはどのような方がいますか？
その研修分野の第一線で活躍している講師・コンサルタントが100名以上在籍しております。
研修プログラムの企画からテキストの作成も研修を担当する講師が行い、お客様ごとにオーダーメイドの研修プログラムをご提供しています。
Q：参加人数によって費用は変わりますか？
講師料は講師人数により費用が変わります。製本版テキストを使用する場合は参加人数によって費用が変動いたします。
PDF版テキストは一式の費用となり、参加人数による変動はありませんが、貴社にて印刷配布またはデータ配布をお願いしております。
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